少しずつ

空くん，冬の間は寒いせいかトイレが近くなり，
夜中に１度起きてトイレに行く日が続いています。

そんな時，必ず「トイレ行きたい。」と私を起こし，付いて行かせます。
トイレは寝室の隣なのに…。
もう３年生だというのに…。

そんなふうに言っても
「だってこわがりなんだもん。」と意に介さず，
お母さんが付いて行くのが当たり前と思っているようでした。

しかし，もうすぐ４年生。

いつか，そのうち一人で行くようになるでしょう，と思っていましたが，
一向にその気配もなく…。

ちょっとお尻をたたいてみようかな…。

そう思って，ある日，「お母さん，トイレ。」と言った時，
「頑張って一人で行ってきてごらん。」と言ってみました。

最初は
「やだ，こわいもん。」
「付いてきてくれないなら，ここでしちゃう。」（←おいおい）
とか言っていましたが，
「いっぱいほめてあげるから。」
と繰り返し説得したところ，
「じゃあ，いっぱいいっぱいほめてよ。」
と，意を決した模様。

ダーッと超特急でトイレにかけこみ，
ダーッとベッドに戻って来ました。

「よくできたね～。
がんばったね～。
えらかったね～。」
頭をくしゃくしゃして，ぎゅーっとしてあげると，

「そうなの，ぼく，えらいの～。」と満足そうに言って，
親指をしゃぶると，また眠ってしまいました。

以後，数日は「付いてきて」「一人でがんばってごらん。」のやり取りが続きましたが，
次第に「トイレ」と言って，一人で行くようになりました。

ま，お父さんもベッドにいる時は，お父さんを連れていくんですけど…。
（お父さんはたいていこたつでテレビつけっぱなし～，電気付けっぱなし～，ストーブ付けっぱなし～で寝てしまうのですが…←何回言っても改まらないから諦めモード。）

一人でトイレに行くたびにほめるのは変わっていませんが，
時々思い出したように「ついてきて」と言うこともありますが，
それでも徐々に一人で行くことに慣れていったようです。

たいていのことは「そのうち…」と時期が来るのを待つようにしていますが，
たまにはそっと背中を押してみるのも，
成長を促すのかもしれませんね。